2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ショパン:舟歌/アリシア・デ・ラローチャ

ショパンの子守歌(Berceuse)の楽譜を買おうとして、舟歌(Barcarolle)の楽譜を買ってしまったことはありませんか? 中身を見て「子守歌ってこんなに舟歌に似てたっけ?」と思って、しばらくしてからようやく気が付きました・・・ 舟歌も欲しかったんです。ホ…

好きなピアニスト Vol.3~スヴャトスラフ・リヒテル

「テンポはリヒテルに聴け!」 私が作った言葉です(ドヤ) 他に誰も言っていないですが・・・ リヒテルはあらゆる面で優れたピアニストだと思いますが、特にテンポの設定に関しては、右に出る人はいないのではないか、と思っています。 どの作品の録音も「…

箸が使えなくなりました・・・

ショッキングです! 箸が・・・箸が・・・ 今までのように使えなくなってしまいました。 コントロールが利かなくて、見た目も変! 今まで楽に持てていた食べ物が持てない! 特に平たいものを持つのが大変です。 数日前から、少しずつ感じてはいたのですが、…

四指をどう考えるか?

身体の構造で人間が他の霊長類と大きく違うところに、手の親指がほかの四本の指と正対している、というものがあります。 そのお陰で物を持てる、という自由を獲得しました。 ではその他の四本はどうでしょう? 普通は一本一本別々に考えると思います。 名前…

最近、ジョギングをサボってますが

結局走ったのは、4回だけでした。 年を取って確実に上達することの一つ、言い訳をつらつらと述べます。 1. 身体が引きこもりに慣れてきた 以前は通勤で往復1時間半ほど歩き、仕事でも汗をかきました。 休日もプールへ行ったり、運動をしていました。 なので…

前後の拮抗する方向性

最近、「背中が後ろへ」というのを考えるようになってきました。 素晴らしい進歩です。大きな前進です。 重力がある関係で、上下の方向性は考えやすいですが、前後については今まで、あまり考えることがありませんでした。 FMアレクサンダーは「拮抗する方向…

バッハの指使い

バッハの鍵盤作品の指使いを自分で考えることほど楽しいことは、他にあまりありません。 バッハ自身のテクニックも相当だったでしょう。 バッハの手はどのように動いたのか、想像するだけでもワクワクします。 本当はどんな表現をしたいか、で決めるべきなの…

タイガー・ウッズ「走って身体を壊した」

ゴルフのタイガー・ウッズが、若い頃の自分に何が言いたいか、という質問に対し「あまり走り過ぎるな。身体を壊すから」と答えていました。 Tiger Woods answers your questions #AskTiger pic.twitter.com/ydVskFoNoT — GOLFTV (@GOLFTV) 2020年5月1日 何十…

心の赴くままに奏でる

オーケストラを舞台にしたドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」で、新しく就任した指揮者がタクシーの運転手に、こんな冗談を言うシーンがあります。 「ギタリストの演奏を止めるには?・・・楽譜を見せる」(笑) 「ピアニストを止めるには?・・…

マインクラフトの音楽

マインクラフトという人気のあるサンドボックス・ビデオゲームがあって、私もたまに楽しんでいます。 YouTubeで実況動画を見るのも好きです。 ゲームにはもちろんBGMがあります。 計ったように聞きたくない時に流れるので、プレイしている時にはオフにしてい…

ピアニストで最初のアレクサンダー・テクニーク教師~ネリー・ベン=オア

アレクサンダー・テクニークを知った頃、ロンドンでアレクサンダー・テクニーク教師からピアノのレッスンを受けられるだろうか、と検索した時には、ほんの数人しかいませんでした。 今ではたくさんいすぎて、どうすれば良いのかわからないくらいです。 初期…

Just Play Naturally / Vivien Mackie

カザルスの本に至ったのは、ヴィヴィアン・マッキーさんの本(対談)を読んだからです。 アレクサンダー・テクニークの教師として何度も来日しているヴィヴィアン・マッキーさんは、カザルスに教えを受けたチェリストでもあります。 教師養成コースを一緒に…

カザルスによるバッハ「平均律クラヴィーア曲集」への誘い

今日の夕方、素振りをしに外に出たら、チェロの音色がかすかに聞こえました。 今まで聞いたことがなかったので、もしかしたら風の音がチェロのように聞こえただけかもしれません。 いいですね~チェロ。 私も弾いてみたいです。 ギターでもトロンボーンでも…

心拍計とメトロノーム

走る際は、できるだけ心拍計を着けるようにしています。 着けるようになったきっかけは、『体幹内操法』の栢野忠夫さんの動画を見たことでした。 www.youtube.com (心拍計については9分50秒くらいから) ガムシャラに走っていたのを、心拍計を使って心肺機…

「跳んだら見るな」信頼するということ

「跳ぶ前に見よ、跳んだら見るな」 誰が言ったかはわかりませんが、好きな言葉です。 跳ぶ前には、普通見ます。 何事も準備は大切です。 そして跳んだら、普通は見ないです。 そうです。 映画『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の最後の関門です。 「自分…

水泳のためのアレクサンダー・テクニーク

アレクサンダー・テクニークのレッスンで、楽器の演奏を見てもらいたいのに、楽器を構えるまでにいろいろ指摘されて、結局演奏は見てもらえなかった、という話がたまにあります。 前提条件が変われば、演奏(結果)が変わるのは疑いのないところですが、何か…

秘儀“鳥”

最近、ピアノを弾いている途中に飛ぶことにしました。 腕が羽ばたくように、頭と脊椎(首-背骨-骨盤)を動かします。 一瞬にして、羽毛のようなタッチに早変わりする、かも? 何が難しいかと言って、“鳥”をするために、プレイを中断させることです。 ダラダ…

好きなピアニスト Vol.2~アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

音色の美しさに関しては、右に出る人はいないと思います。 www.youtube.com 自分の強みを知って、こういう曲を弾いているのでしょうが。 最初に聴いたときは、このピアノは特殊で誰が弾いてもこういう音が出るピアノなのではないか、と思いました。 逆でした…

テクニックと音質

考えてもわからないけどずっともやもやしているので取り敢えず書いて少しでも脳のメモリーの負担を減らして代わりに創造的なことに使いたいシリーズ第1弾。 第2弾があるかはわかりませんが。 ロシアの名ピアニストにして名教師、ゲンリヒ・ネイガウスの言葉…

才能とは?

ロブサン・ランパ『古代の洞窟』で、ロブサンの師、ラマ・ミンギャール・ドンダップが語っています。 おまえは人の希望に反してただちにその人に催眠術を掛けることが出来るだろうが、その才能はおまえの生涯の特殊性から与えられたもので、これから成し遂げ…

オクレール先生(のだめカンタービレ)方式

パリの音大に留学中ののだめには毎週、オクレール先生から多数の課題が出されていたようです。 そういう進め方をする先生って多いのでしょうか? 広く、浅くという方向性。 私が子供の頃に受けたレッスンは、ある程度弾けるようになるまで何週間か続けるスタ…

秘儀“下目遣い”

普段ローランドのF-120という電子ピアノを弾いております。 性能には何の不満もないです。 音も好きだし、タッチも申し分なく、オルガンの音も素晴らしい。 ファのオクターブが少し濁るとか、メトロノームの音量が調整できないとか些細なことです。 www.yout…

「それは頭と脊椎のアクティヴィティですね」

アレクサンダー・テクニークのレッスンで、生徒さんのやりたい動きを一度見た後に、教師がこう言いました。 「それは頭と脊椎(首-背骨-骨盤)のアクティヴィティですね」 きっと教師は、生徒が何をどうしたいのかがわからなかったのだと思います。 だって「…

新曲チャレンジ-ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番第1楽章

昨日のジョギングで、脚が筋肉痛です。 忘れたころに痛くなるよりは良いですか。 今日は素振りとお尻歩きで我慢。 5月の課題曲は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の第1楽章にしました。 第一感、無理そうなのですが、引きこもり期間がまだ続きそうなので…

走ることの危険な一面

「家にいろ」と言われているのに、遂に今晩、外を走ってきてしまいました。 素振りとお尻歩きだけでは、そろそろ限界です。 せめて、プールが再開してくれるとよいですね~ 銭湯は開いているから、泳いできますか? ジョギングは手軽な運動ではありますが、…

呼吸についての豆知識~「人生が変わる 最高の呼吸法」より

呼吸なんて好きなようにすれば良いのです しかし、身体の仕組みについての正しい知識は、やはり必要です。 「トップアスリートも実践」「深呼吸は体に悪い!」という謳い文句につられて読んだ「人生が変わる 最高の呼吸法」には、自分が知らなかった仕組みが…

好きなピアニスト Vol.1~イグナツ・フリードマン

勝手に師匠にしているピアニストの一人です。 キーシンやツィマーマンといった現在活躍するピアニストも好きですが、戦前のピアニストの録音をよく聴きます。 音が古いと良い演奏に聞こえてしまう、という病気かもしれません。 フリードマンは1882年に生まれ…

ピアノの音を一つ一つ聞き手に届ける

ピアノで弾かれた音楽を聞き手、音楽として届けるのでなく、一つ一つの音を届ける。 最近そういう試みをしています。 そもそも最近は、あまり聞く人のことを考えていなかったというのもあります。 世界一有名なアレクサンダー・テクニーク教師、バジル・クリ…

100歳までの途方もなく長い時間をどう過ごすか

マイケル・J・ローズの「幻想から覚醒へ」にこうありました。 『職種別の平均寿命を調べた結果によると、寿命が最も長いのは、交響楽の指揮者だった』 (第27章 健康についての問いかけ) 創造的なことに関わっている人は、自然と“今この瞬間”を意識していて…

4月のピアノ-経過と展望

貯金はみるみる減っていきますが、その分ピアノが弾けています。 ピアノとブログに投資していると考えましょう。 その投資が何を生み出すのかは謎ですが。 4月の新曲はフンメルのロンド変ホ長調作品11。 www.youtube.com イグナツ・フリードマンが弾いていて…