「跳んだら見るな」信頼するということ
「跳ぶ前に見よ、跳んだら見るな」
誰が言ったかはわかりませんが、好きな言葉です。
跳ぶ前には、普通見ます。
何事も準備は大切です。
そして跳んだら、普通は見ないです。
そうです。
映画『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の最後の関門です。
「自分の価値を証明するために、ライオンの頭から跳べ」
どうです?跳んだら見ていない、です。
跳ぶ前もあまり見ていませんが・・・
まあ、ヤケクソな状況ではあります。
自分は跳びながらいろいろ見てしまっているなあ、とよく思います。
ピアノを弾いている時でも、今まさに弾く音のためにしなければならないことをせずに、一瞬前のプレイについて、常に大反省会です。
そんなことしても、どうにもならないのはわかっているのですが。
そして「こんな状況はいつから続いているのか」「いつまで続くのか」「どうすれば良いのか」と、今この瞬間からどんどん離れていきます。
今この瞬間に生きる、とは、何が起こってもよいと自分を信頼することと同じでしょう。
自分を信頼することは、果てしなく難しいです。
特にピアノを弾いている時は。
マイケル・J・ローズさんはこう言っています。
信頼したいなら信頼をつくり出さなければならない。
私は信頼を作り出すことを学んだ。だから、信頼している。
そして
あなたがあなた自身を信頼するとき、すべては変化する。
とも。
(『幻想から覚醒へ』第6章 信頼のパワーより)
幻想から覚醒へ マイケルと若き友人たちとの対話 / マイケル・J・ローズ
ピアノは自分にとって、信頼を作り出すために最適な道具でしょう。
少なくとも、自分を信頼していないことを常に体験できるのですから。
そしていつの日か、信頼を作り出すことを学び、すべてが変化する時もきっと体験できることでしょう。
Only in the leap from the lion's head will prove his worth.