水泳のためのアレクサンダー・テクニーク
アレクサンダー・テクニークのレッスンで、楽器の演奏を見てもらいたいのに、楽器を構えるまでにいろいろ指摘されて、結局演奏は見てもらえなかった、という話がたまにあります。
前提条件が変われば、演奏(結果)が変わるのは疑いのないところですが、何かモヤモヤが残ります。
そういう話を聞いて、
「もしプールで泳ぐところを見てもらいたいのに、顔を水につけるところで終わったらちょっとがっかりだなあ」
と冗談で考えていました。
そうしたら意外にも、
「アレクサンダー・テクニークを使って、顔を水につける」
というレッスンの動画があったのです!
ビックリ!
もちろん、泳ぐまでの基本というレッスンの一環で、その後に少しずつ浮いたりしていました。よかった。
教えているのは、アレクサンダー・テクニーク教師で、来日経験もあるスティーヴン・ショウさんです。
著書もあります。
Master the Art of Swimming: Raise Your Performance With the Alexander Technique / Steven Shaw
(恐らく邦訳はされていません)
動画は時折「よくある間違い」とテロップが出るくらいなので、ちょっとわかりにくいかもしれません。
スティーヴンさんが頭と首の関係に気を配るようにサポートしていますね。
実際、著書には「頭-首-背中の関係に注意して・・・」しか書かれていません。
(それがどうなってるかが、わからないのですが・・・)
しかしまあ、泳ぎ始めるまでが長いこと!
顔を水につけるまで、編集済みの動画で23分!
普通の水泳のレッスンだったら、「ゴーグルいらないじゃん」くらいの嫌味は言われそうです。
それだけ、準備が大切ということでしょう。
実際にスティーヴンさんの水泳レッスンでは、陸上でのエクササイズが非常に長いらしいです。
陸上でできないことは、やはり水中でもできないものでしょうか。
クロールまで教えてほしい、という方はこちら。
この二人のご婦人は非常に筋がいいですね。
推測ですが、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けた経験があると思います。
www.youtube.com
バタフライはこちら。(Vol.2&3と続きます)
ヴィッキさんの美しい泳ぎも見られます。
この最初のウェイヴができればねえ・・・
少し英語解説付き。