選択の自由~幻想から覚醒へ / マイケル・J・ローズ

マイケル・J・ローズさんの著作で今一番のお気に入りは、最新刊「幻想から覚醒へ マイケルと若き友人たちとの対話」です。

 

幻想から覚醒へ マイケルと若き友人たちとの対話 / マイケル・J・ローズ著、大亀安美訳

https://www.amazon.co.jp/dp/4907875789/


マイケルの家を訪れた五人の若者が、「目覚めている」マイケルとの対話を進めるうちに、スピリチュアルの世界に引き込まれていく、という内容です。

話し言葉で書かれていてとても読みやすく、新しい考え方に触れて戸惑い、やがて真理に目覚めていく若者たちが、まるで自分のように感じられます。


世間一般とは違う考え方は随所に見られますが、その中で最も驚かされたのは、

「真の自由とは、選択する自由があることだ。」(第15章 罪と罰より)

というマイケルのセリフです。


この部分を読んで即座に思い出したのは、アレクサンダー・テクニークのレッスンで教師が

「あなには選択の自由がある。そうでなければアレクサンダー・テクニークは意味をなさなくなってしまう」

と生徒に語っていたことでした。


それは教師が生徒に提案をして、その提案の結果ははた目にはよかったのに、レッスンを受けている生徒がその提案を受け入れるかどうか迷っている、というシーンでのセリフでした。


しかし普通、教師がレッスンで生徒に提案したら、生徒は取り敢えず受け入れるものでは?

生徒は教師の提案を期待してそのためにレッスン料を払っているし、教師も責任をもって提案し、受け入れてもらえると思っている。

それがレッスンというスタイルでは?


この体験はかなりショックでした。

アレクサンダー・テクニークの(あるいは教師の)懐の深さを実感しました。


そして、同じことをスピリチュアル・ティーチャーも言っているとは!


マイケルさんは対話の中で、何度もスピリチュアルな道を進まない選択もある、と言っています。

もちろん、自分が歩んできたスピリチュアルな道を強く薦めてはいますが。


アレクサンダー・テクニークを使って生きますか?使わないで生きますか?

スピリチュアルな道を歩みますか?今までの道を歩みますか?