アレクサンダーテクニークとの出会い その2

振り返りながら思い出すシリーズ、第2弾。

 

その1。

アレクサンダー・テクニークとの出会い その1 - YASUOのアレクサンダー日記


小野ひとみさんの本を読んで、アレクサンダー・テクニークの斬新な考え方に初めて触れた、というのが前回までのあらすじ。

 

アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野ひとみ

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書籍紹介 アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野 ひとみ - YASUOのアレクサンダー日記

 

当時、私は何十年振りかでピアノを弾くことを再開していました。

正確には電子ピアノですけど。


しかし、子供の頃とは違い、弾けば弾くほど下手になってしまう・・・

昨日必死に頑張って弾けるようになった部分が、朝起きたらまた弾けなくなってる・・・

「一体、どうすりゃいいんだ~」


そんな時に、この本を読んでようやく

「下手になるように弾いているでは?」

ということに気付きました。


小野ひとみさんも著書の中で、音楽大学の声楽科に在籍していた時の経験を語っています。


「私もアレクサンダーと同じで、練習すればするほど声が出なくなって、先生も「声を休めなさい」と言うばかり。」

(中略)

「ところが、ろくに先生にレッスンを受けられないまま、一年近く休んだ後に受けた試験で、優秀な成績をとってしまった。」

(アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野ひとみ「Lesson 7 アレクサンダー・テクニークとは」より)


まさにこれだ!

初心者ピアノと比べられるのは心外でしょうが、

「練習すればするほど」

というところがポイントでしょう。


そこで、

「練習は上手くなるためにするのであって、上手くならないような練習なら止めるべきでは?」

と思い付きました。

「弾けない箇所を弾けるようにしようとする練習は、まさにエンドゲイニングじゃね?」

(言葉の使い方が違いますが、許してください)


それ以来、いわゆる「練習」は止めました。

独学のアマチュアだからこそ、できるアプローチですけれど。

 

余談ですが・・・


以前、アレクサンダー・テクニークのレッスンで、

 

先生「(楽器の演奏などで)困難な箇所があったら、歯を食いしばって、できるようになるまで頑張る人?」

生徒「ハイ」(ほぼ全員挙手)

 

先生「それ以外の方?」

私「ハイ」

 

先生「どうしますか?」

私「できないことを受け入れて、それで終わり」

全員「・・・(根性のないオッサンが混ざってるな~)」

 

というやりとりがありました。

ホントです。

実話です。。


ごめんなさいね・・・

根性なくて・・・

それ、上手くいかないんですよ、私には・・・

 


続く