アレクサンダーテクニークとの出会い その2
振り返りながら思い出すシリーズ、第2弾。
その1。
アレクサンダー・テクニークとの出会い その1 - YASUOのアレクサンダー日記
小野ひとみさんの本を読んで、アレクサンダー・テクニークの斬新な考え方に初めて触れた、というのが前回までのあらすじ。
アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野ひとみ
https://www.amazon.co.jp/dp/4393935020/
書籍紹介 アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野 ひとみ - YASUOのアレクサンダー日記
当時、私は何十年振りかでピアノを弾くことを再開していました。
正確には電子ピアノですけど。
しかし、子供の頃とは違い、弾けば弾くほど下手になってしまう・・・
昨日必死に頑張って弾けるようになった部分が、朝起きたらまた弾けなくなってる・・・
「一体、どうすりゃいいんだ~」
そんな時に、この本を読んでようやく
「下手になるように弾いているでは?」
ということに気付きました。
小野ひとみさんも著書の中で、音楽大学の声楽科に在籍していた時の経験を語っています。
「私もアレクサンダーと同じで、練習すればするほど声が出なくなって、先生も「声を休めなさい」と言うばかり。」
(中略)
「ところが、ろくに先生にレッスンを受けられないまま、一年近く休んだ後に受けた試験で、優秀な成績をとってしまった。」
(アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野ひとみ「Lesson 7 アレクサンダー・テクニークとは」より)
まさにこれだ!
初心者ピアノと比べられるのは心外でしょうが、
「練習すればするほど」
というところがポイントでしょう。
そこで、
「練習は上手くなるためにするのであって、上手くならないような練習なら止めるべきでは?」
と思い付きました。
「弾けない箇所を弾けるようにしようとする練習は、まさにエンドゲイニングじゃね?」
(言葉の使い方が違いますが、許してください)
それ以来、いわゆる「練習」は止めました。
独学のアマチュアだからこそ、できるアプローチですけれど。
余談ですが・・・
以前、アレクサンダー・テクニークのレッスンで、
先生「(楽器の演奏などで)困難な箇所があったら、歯を食いしばって、できるようになるまで頑張る人?」
生徒「ハイ」(ほぼ全員挙手)
先生「それ以外の方?」
私「ハイ」
先生「どうしますか?」
私「できないことを受け入れて、それで終わり」
全員「・・・(根性のないオッサンが混ざってるな~)」
というやりとりがありました。
ホントです。
実話です。。
ごめんなさいね・・・
根性なくて・・・
それ、上手くいかないんですよ、私には・・・
続く