「ピアノの森」雑感

先日映画を観た「ピアノの森」。

 

映画「ピアノの森」を観ました - YASUOのアレクサンダー日記


森の中にあった不思議なピアノを弾いていた一ノ瀬海が、遂にはショパン・コンクールに挑戦する、というのが大きな流れです。

もう何度も読んで、私の人生にとても大きな影響を与えてくれました。


一番は、ショパンの協奏曲とソナタを聴くようになったこと!

ピアノ好きな方なら、何だ、という感じでしょうが・・・


今までは

協奏曲第1番=オーケストレーション

協奏曲第2番=オーケストレーション

ソナタ第2番=葬送行進曲あり

ソナタ第3番=葬送行進曲なし

くらいの認識でした・・・


今では色々な録音を聴き比べして、楽譜も購入しました!

古典の形式に果敢に挑むショパン

ショパンってやっぱりいいですね。


しかし、主人公の一之瀬海君がショパン・コンクールで弾いた作品50のマズルカ・・・

この3曲の良さはいまだによくわかりません。

コンクール審査員たちを涙させる演奏とは、どんなものだったのでしょうか。

いつかわかるかな?

 

あと気になっているシーンを2つ。


その1

腱鞘炎になってしまった丸山誉子(たかこ)さん。


コミック第11巻、第94話で一ノ瀬海君と感動の再会を果たしたシーンで、こんなセリフがあります。


海「腱鞘炎はピアノが誉子に何かを訴えてるって合図だよ」

(中略)

「ピアノと誉子は一心同体だからね

音がおかしい

体がおかしい・・

それって全部がピアノの声だよ」


とてもアレクサンダー・テクニーク的な発言で、素敵です!


治療は成功して復帰したようですが、欲を言えばその道のりが知りたかった!

故障してしまう前と治った後では何が変わったのか?

さすがに脱線しすぎかなあ~


その2

ピアニシモ問題。


コミック第9巻、第70話「4分30秒の解(カイ)」で、一ノ瀬海君とライバルの雨宮修平君のシーンでこんな会話があります。


海「今・・阿字野のレッスンはピアニシモ!

バカみたいにそれだけ」

(中略)

修平「僕の先生の口ぐせは『ピアニシモが弾けたら・・・・』

『私にもし・・ちゃんとピアニシモが弾けたら

ベルリンフィルソリストだってつとまっただろう』・・・なんだ」


残念なことにこの話題はここまで。

理想のピアニシモを追求するために、どういう練習をしている、とか聞きたかったなあ~

 

想像が膨らみます。