オクレール先生(のだめカンタービレ)方式
パリの音大に留学中ののだめには毎週、オクレール先生から多数の課題が出されていたようです。
そういう進め方をする先生って多いのでしょうか?
広く、浅くという方向性。
私が子供の頃に受けたレッスンは、ある程度弾けるようになるまで何週間か続けるスタイルでした。
狭く、深くという方向性。
初心者と音大生を比べても仕方がないかもしれません。
しかし私は、10年位前にピアノを再開する時、オクレール先生方式を採用することにしました。
違うやり方を試したかった、というのが一番だったと思います。
いろいろな曲を自由に弾きたい、というのもありました。
弾きたくなくなったら止めたかったのです。
あとは、弾けない箇所を何度も繰り返して弾けるようにする、というのは年を取ると結構辛い、というのもあります。
次の日にまた弾けなくなっているのです。
これがたまらなく切ないです。
弾けないところは弾けない、と受け入れる。
これは年を取ったからこそできることでしょう。
こういうといいことずくめのように聞こえます。
しかし、やはりデメリットはあります。
それは、自信を持って弾ける、と言える曲が一曲もない・・・
のだめくらい上手ければ良いのでしょうがねえ。