好きなピアニスト Vol.1~イグナツ・フリードマン
勝手に師匠にしているピアニストの一人です。
キーシンやツィマーマンといった現在活躍するピアニストも好きですが、戦前のピアニストの録音をよく聴きます。
音が古いと良い演奏に聞こえてしまう、という病気かもしれません。
フリードマンは1882年に生まれたポーランド出身のピアニスト。
出会いはマーラーの交響曲第3番第2楽章「メヌエット」のピアノ・トランスクリプションでした。
www.youtube.com
ピアノ編曲版があるのは知っていましたが、偶然楽譜を手に入れて、その魅力に圧倒されました。
何というか、はじけているのです。
https://imslp.org/wiki/Symphony_No.3_(Mahler%2C_Gustav)
動画のジェフリー・スワンさんも超絶テクニックですが、師匠が弾いたらこんなものではないでしょう。あ~聴いてみたい!
録音では、ベートーヴェン『月光ソナタ』などもよいですが、小品、特にショパン『練習曲』のはじけ方が凄まじいです。
www.youtube.com
こんな風に弾く人は、たぶん他にいないと思います。
というか、こういう曲ではないのでは?
ショパンに怒られそう・・・
ピアノを弾いている、というより、たぶんピアノで遊んでます。
ピアノを弾く、ということから自由だ、と言えるかもしれません。
ジャズのピアニストの方向性に近いのかも。
誰のように弾きたいか?と問われたら、迷わず「フリードマンのように」と答えます。