好きなピアニスト Vol.3~スヴャトスラフ・リヒテル

「テンポはリヒテルに聴け!」


私が作った言葉です(ドヤ)

他に誰も言っていないですが・・・


リヒテルはあらゆる面で優れたピアニストだと思いますが、特にテンポの設定に関しては、右に出る人はいないのではないか、と思っています。


どの作品の録音も「そう、このテンポこそ、この曲の良さを最大限に引き出せるテンポだ」と納得させる力があります。

特に速いテンポの曲で顕著です。

テンポの速い曲を、タイムアタックのように速く弾く人はいっぱいいます。

それはそれでハラハラして楽しいですが。


リヒテルは違います。

もっと速く弾けても、「この曲はこのテンポ」と譲りません。

納得させるだけのリズム感がある、とも言えます。

ベートーヴェンショパンプロコフィエフラフマニノフ

圧倒的な推進力を誇っています。


プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番の第3楽章

 

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ラフマニノフ:プレリュード Op.23-5

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とまあ、キリがありません。


ただ一つだけ、どうもテンポが気に入らない録音があります。

バッハの「平均律クラヴィーア曲集」です。

世紀の名盤、と言われている録音です。


なぜだかわかりません。

随分長く聴いていないのですが、ことごとくテンポが好みと合わないのです。

速すぎたり、遅すぎたり。

一度、どれくらいの割合で意見が合わないかチェックしたことがあります。

全96トラック中、確か3分の2くらいはチェックが入ったと思います。


何故でしょうね。きっと私の感性が良くないのでしょう。

曲に対する理解が足りないのか。

もう少し平均律を弾けるようになったら、また聴いてみたいです。

 

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