ピアニスト

イゴール・レヴィットのベートーヴェン・ソナタ第31&32番(NHK-BS)

以前、ツイッターで自宅でのライヴを拝見し、いたく感銘を受けたピアニストのイゴール・レヴィットさん。 少し追いかけてはいたのですが、米国でプロ・スポーツが再開してしまい、すっかり忘れてしまっていました。 まあ、その程度です。 ところが先日、番組…

スピポロ、こと「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」

ショパンにアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、という曲があるのですが、普通は何と略すのでしょうか。 私は勝手にスピポロ、と呼んでいます。 とても気に入って、ハンドルネームなどに使っていました。 「もう使われています」という表示は出…

テレビでメナヘム・プレスラーのライブを鑑賞

ボザール・トリオのメンバーだったと思い出すのに、しばらく時間が掛かりました。 ソロの演奏を聴くのは、たぶん初めてでしょう。 NHK 番組表 | クラシック倶楽部 メナヘム・プレスラー ピアノ・リサイタル | 待望の来日公演!90歳でベルリン・フィルにソ…

マリア・ジョアン・ピリスのショパン『夜想曲集』

最近、ノクターンに目覚めて、ピリス(ピレシュ)さんの録音を聴いています。 ショパン:夜想曲集 アーティスト:ピリス(マリア・ジョアン) 発売日: 2016/09/07 メディア: CD 弾いている動画もありました。 第3番です。 www.youtube.com 美しいですね~ カメラ…

ラン・ランのゴルトベルク変奏曲

ラン・ランさんのバッハ:ゴルトベルク変奏曲の録音が発売されて、北京でのインタビューと演奏の動画がアップロードされていました。 www.youtube.com 寝ぐせじゃないですよ。ええ。間違いなく、寝ぐせではありません。 寝ぐせはともかく・・・ 初めてのバッ…

ハイドン:ピアノ・ソナタ全曲演奏開始

何の脈絡もなく、毎日2~3曲ずつハイドンのピアノ・ソナタを弾いていくことにしました。 全54曲終わるでしょうか? 途中で「これ以上弾いても・・・」と思ったら、次の楽章に行ってもよい、というルールがあるので大丈夫です。 なので「全曲」というのは謳い…

ホロヴィッツ「モシュコフスキも聴きたい?」妻「結構よ」→弾く

1985年にホロヴィッツの自宅で収録された映像での一幕です。 特典映像として収録されているのか、いわゆる“没テイク”集の動画がアップロードされていました。 上機嫌だったようで、次々と演奏を披露しています。 その中でモシュコフスキの練習曲Op.72-6は、…

スケルツォは何番がお好き?

ここ数日、涼しい日が続いていて、ありがたいです。 夏は"あせも"が辛いです。 最近は飛沫がどう、とかでベビーパウダーも使えないですし。 おじさんはおじさんでも、お兄さんよりお爺さんのほうに近いおじさんなのに、未だにベビーパウダー。悲しくなります…

メロディーが先か、ベースが先か?

古屋晋一さんの著作「ピアニストの脳を科学する」にこんな記述があります。 ピアニストはメロディの音を、意図的にバスよりも大きい音量で弾いたり、わずかに早く(0.03秒ほど)鳴らすことで、メロディ・ラインを強調しているのです。(第3章 音楽家の耳より…

モシュコフスキ再挑戦

昨日の藤田真央さんのツイッター・ライヴを観て、自分もモシュコフスキを再挑戦しよう、と決めました。 やれやれ。 人の言うことを聞かないことと、人に影響されやすいことがここまで両立すると、自分でも嫌になります。 久しぶりになってしましました皆さま…

藤田真央さんの調律の狂ったピアノ

ピアニスト藤田真央さんが自宅での演奏動画をツイッターなどにアップしていて、その中に調律が狂ってしまっているピアノでの演奏動画がありました。 これまでに無いぐらい家で長時間の練習が続くためピアノの音が狂ってしまっていますが・・・‍♂️今日はプー…

メンデルスゾーンとロマン派の秘境

ふと思い立って、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」の第4楽章のピアノ独奏版をダウンロードして弾きました。 www.youtube.com 当然ながら、このトスカニーニ指揮による名演のようには弾けないのですが、その分を差し引いても、メンデルスゾーンには…

アルゲリッチの上半身の動き

www.youtube.com あまり気を付けたことがなかったのですが、アルゲリッチの上半身はかなりダイナミックに動いています。 冒頭の、両手でオクターブの速い動きで顕著です。 必要があれば、自分もここまで動かせるでしょうか? かなり難しいです。 身体全体の…

ショパンの最後期の作品

ソナタの第3番を頂点として、ショパンの人生の最後に作られた一連の作品には、独特のオーラというか、妖気を感じます。 www.youtube.com このスティーヴン・ハフのアルバムのように、一枚のアルバムにまとめていたり、コンサートではよく「後期作品リサイタ…

サムエル・フェインベルクのバッハ「平均律クラヴィーア曲集」

ロシア(旧ソ連)のピアニストに、サムエル・フェインベルクという人がいました。 残念ながら、西側諸国にはあまり知られることはありませんでした。 しかし、数少ない録音の中にバッハ「平均律クラヴィーア曲集」があり、その異色さで恐らく後世に名を残す…

ショパン:舟歌/アリシア・デ・ラローチャ

ショパンの子守歌(Berceuse)の楽譜を買おうとして、舟歌(Barcarolle)の楽譜を買ってしまったことはありませんか? 中身を見て「子守歌ってこんなに舟歌に似てたっけ?」と思って、しばらくしてからようやく気が付きました・・・ 舟歌も欲しかったんです。ホ…

好きなピアニスト Vol.3~スヴャトスラフ・リヒテル

「テンポはリヒテルに聴け!」 私が作った言葉です(ドヤ) 他に誰も言っていないですが・・・ リヒテルはあらゆる面で優れたピアニストだと思いますが、特にテンポの設定に関しては、右に出る人はいないのではないか、と思っています。 どの作品の録音も「…

好きなピアニスト Vol.2~アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

音色の美しさに関しては、右に出る人はいないと思います。 www.youtube.com 自分の強みを知って、こういう曲を弾いているのでしょうが。 最初に聴いたときは、このピアノは特殊で誰が弾いてもこういう音が出るピアノなのではないか、と思いました。 逆でした…

テクニックと音質

考えてもわからないけどずっともやもやしているので取り敢えず書いて少しでも脳のメモリーの負担を減らして代わりに創造的なことに使いたいシリーズ第1弾。 第2弾があるかはわかりませんが。 ロシアの名ピアニストにして名教師、ゲンリヒ・ネイガウスの言葉…

好きなピアニスト Vol.1~イグナツ・フリードマン

勝手に師匠にしているピアニストの一人です。 キーシンやツィマーマンといった現在活躍するピアニストも好きですが、戦前のピアニストの録音をよく聴きます。 音が古いと良い演奏に聞こえてしまう、という病気かもしれません。 フリードマンは1882年に生まれ…