呼吸についての豆知識~「人生が変わる 最高の呼吸法」より
呼吸なんて好きなようにすれば良いのです
しかし、身体の仕組みについての正しい知識は、やはり必要です。
「トップアスリートも実践」「深呼吸は体に悪い!」という謳い文句につられて読んだ「人生が変わる 最高の呼吸法」には、自分が知らなかった仕組みが2点書いてありました。
トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法 / パトリック・マキューン著、桜田 直美訳
https://www.amazon.co.jp/dp/4761272953/
1. 酸素は二酸化炭素が運ぶ
ボーア効果というもので、本当はもっと複雑な仕組みなようですが、平たく言うと、二酸化炭素を体外に出し過ぎてしまうと、酸素が身体の隅々まで運ばれない、ということらしいです。
2. 酸素を取り込む上で一酸化窒素が大切な役割をしている
一般的には猛毒とされている一酸化窒素は、実は健康な体を作るのに大きく貢献している、とのこと。
主に鼻腔と血管の内壁で生成されていて、鼻で呼吸することによって身体にいきわたるそうです。
本にはその仕組みを利用したトレーニング方法がたくさん書かれています。
基本は、二酸化炭素を体中にいきわたらせるために、鼻で長い呼吸をする、です。
たとえば、歩いている時に、息を吐き終わったら鼻をつまんだまま何歩か歩く、というトレーニングが紹介されています。
しかし、明るい時間帯にやるのは、少し抵抗がありませんか?
なんか臭う?みたいな・・・
自分以外にやっている人は見たことないので、きっと流行っていないと思います(←やってる)
師FMアレクサンダーは「呼吸はするものでなく、されるもの」としていました。
なので、意識的に呼吸を行うヨーガなどは、あまり好ましく思っていなかったようです。
しかし、この本には「本物のヨガでは、呼吸は少ないほどいいという考え方」(Chapter4)と書かれています。
インドの本物のヨガは「欧米に広まっているヨガ」とは違うそうです。
テーマとは違うかもしれませんが、その辺をもう少し詳しく書いてほしかったかも・・・