ピアノ奏法

バジルさんによるピアノ演奏レッスン動画シリーズ

日本一(世界一?)著名なアレクサンダー・テクニーク教師のバジル・クリッツァーさんによる、ピアノ演奏のためのレッスン・シリーズが始まりました。 一気に見たので、すっかり夜更かししてしまいました。 管楽器のレッスン動画と比べて、よりアレクサンダ…

ピアノの左手問題は自分全体の問題

夏くらいに気が付いた、静かな曲で左手がグワングワンなってしまう問題。 よく聞くと静かでない曲でも左手がうるさいです。 音質もよくない。 しかし、これは左腕だけの問題ではない、ということに気付きました。 気付いてしまえば、当たり前のことなのです…

今更ながらピアノで左ひじが固まっていたことに気付いた

情けなくてスルーしたいところですが、今日ピアノを弾いている時に左のヒジが必要以上に力が入っていたことに気が付きました。 今日たまたま力を入れていたのだ、ということにしたいところです。 実際はようやく他の部分の力が抜けて、順番がヒジに回ってき…

ピアノ用クッション"ピアニーク"

先日手に入れたバランス・クッションを使って、ピアノ演奏を向上できる方法はないか、と検索したら、出てきました。 ピアノ用クッション!その名も「ピアニーク」! こんなものがあるとは! Dream ピアニーク ピアノ椅子用マット ブラウン ドリーム メディア…

スピポロ、こと「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」

ショパンにアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、という曲があるのですが、普通は何と略すのでしょうか。 私は勝手にスピポロ、と呼んでいます。 とても気に入って、ハンドルネームなどに使っていました。 「もう使われています」という表示は出…

手(指)の柔軟性を高めるためには

指だけの問題ではないと重々わかっているのですが、もう少し柔軟性があれば、と思ってクネクネとストレッチなどをやってしまいます。 触った感じでは、右手の親指が最も固いような気がします。 小指の方にググっと回すと、背中の方まで響きます。 やはり背中…

モシュコフスキ:練習曲 Op.72-14

9月はスクリャービンの幻想曲と、ランダムでいろいろな曲を弾く、という感じでやっていこう、と思っています。 ランダムでモシュコフスキの練習曲を弾いていたら、早速ためになりそうな曲がありました。 作品72の第14番です。 www.youtube.com 一拍で各指を…

ピアノと二の腕の筋肉

先日、ピアノを弾いている時に、二の腕の力こぶとは反対の、いわゆる袖の下の筋肉(上腕三頭筋)がピクッピクッと活動していたことがありました。 上腕三頭筋は、主にヒジを伸ばすことに使う筋肉ですね。 これはきっと良い方向に向かっている、と考えていま…

メロディーが先か、ベースが先か?

古屋晋一さんの著作「ピアニストの脳を科学する」にこんな記述があります。 ピアニストはメロディの音を、意図的にバスよりも大きい音量で弾いたり、わずかに早く(0.03秒ほど)鳴らすことで、メロディ・ラインを強調しているのです。(第3章 音楽家の耳より…

秘儀「下目遣い」Ver2.0

楽譜の下のほうや鍵盤を見る時に、全体を押し下げていることに気付いて、目玉を積極的に動かしてつかっていこう、というのが秘儀「下目遣い」。 yasuoalexander.hatenablog.com 押し下げ自体は減らすことにはある程度成功したものの、押し下げないように首の…

初見が苦手な人の特徴~「ピアニストの脳を科学する」より

先日紹介した「ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと」の訳者でもある、古屋晋一さんの著作「ピアニストの脳を科学する」を読んでいたら、 初見が上手ではないピアニストは、初見が上手なピアニストに比べて、どれだけ先の音符を見るかが一…

ランランの音楽の本質に迫るレッスン

何気なくランランさんのマスタークラスを観ていたら、とても重要な、音楽の本質に迫る学びを得ました。 www.youtube.com 独学で弾いていて道に迷った時に、こういう偶然があることは、非常にありがたいことです。 いい時代になりました。 色々なマスタークラ…

ピアノを録音して、セルフ・レッスン

壊れていたと思っていたICレコーダーを裏技で復活させて、久々にピアノの演奏を録音してみました。 以前は定期的に録音して、よく聞いていました。 聞いたからと言って上達するわけではないのですが、なぜか何度も聞いてしまいます。 そして、聞いた時の感想…

アルゲリッチの上半身の動き

www.youtube.com あまり気を付けたことがなかったのですが、アルゲリッチの上半身はかなりダイナミックに動いています。 冒頭の、両手でオクターブの速い動きで顕著です。 必要があれば、自分もここまで動かせるでしょうか? かなり難しいです。 身体全体の…

四指をどう考えるか?

身体の構造で人間が他の霊長類と大きく違うところに、手の親指がほかの四本の指と正対している、というものがあります。 そのお陰で物を持てる、という自由を獲得しました。 ではその他の四本はどうでしょう? 普通は一本一本別々に考えると思います。 名前…

バッハの指使い

バッハの鍵盤作品の指使いを自分で考えることほど楽しいことは、他にあまりありません。 バッハ自身のテクニックも相当だったでしょう。 バッハの手はどのように動いたのか、想像するだけでもワクワクします。 本当はどんな表現をしたいか、で決めるべきなの…

秘儀“鳥”

最近、ピアノを弾いている途中に飛ぶことにしました。 腕が羽ばたくように、頭と脊椎(首-背骨-骨盤)を動かします。 一瞬にして、羽毛のようなタッチに早変わりする、かも? 何が難しいかと言って、“鳥”をするために、プレイを中断させることです。 ダラダ…

秘儀“下目遣い”

普段ローランドのF-120という電子ピアノを弾いております。 性能には何の不満もないです。 音も好きだし、タッチも申し分なく、オルガンの音も素晴らしい。 ファのオクターブが少し濁るとか、メトロノームの音量が調整できないとか些細なことです。 www.yout…

ピアノの音を一つ一つ聞き手に届ける

ピアノで弾かれた音楽を聞き手、音楽として届けるのでなく、一つ一つの音を届ける。 最近そういう試みをしています。 そもそも最近は、あまり聞く人のことを考えていなかったというのもあります。 世界一有名なアレクサンダー・テクニーク教師、バジル・クリ…

ピアノを弾いている時の創造的な瞬間

滅多にないですが、私はピアノを弾いていて、音楽が急に流れだす瞬間があります。 その時の天にも昇るような感覚は、何物にも代えがたいです。 そのためだけに、特に何の得にならないのにピアノを弾き続けているようなものです。 さすがに年数を重ねて、『メ…

速く?遅く?~バッティングセンターでピアノの練習法を考える

バッティングセンターは大好きです。 コインさえ入れれば、文句を言わずにいくらでも投げてくれるのですから、これほど楽しい場所はありません。 最近は学校が休みだったせいか、子供たちで溢れていたのですが、先日たまたま空いていたので50球ほど打ってき…