ピアノと二の腕の筋肉

先日、ピアノを弾いている時に、二の腕の力こぶとは反対の、いわゆる袖の下の筋肉(上腕三頭筋)がピクッピクッと活動していたことがありました。

上腕三頭筋は、主にヒジを伸ばすことに使う筋肉ですね。

これはきっと良い方向に向かっている、と考えています。


ピアノを弾く時には鍵盤を動かすのは、指の筋肉がメインでしょう。

手首から先を動かす筋肉は、前腕にあります。

なので、上腕の筋肉はあまり使わないはずです。

しかし現状、できる限り前腕の筋肉だけでなく、身体全体で指を動かす、という方向性を試しています。

体幹に近い筋肉を多く使う方が効率がよいだろう、と考えているからです。


動画を観たりする時に、男性ピアニストはたいてい長袖なので確認できませんが、女性ピアニストはよく前腕に注目しています。

ガチガチに固めて弾いている方もたまにいます。


別にそれが悪いわけではないです。

自分もけっこうガチガチです。

少し難しい曲を弾く時は、それどころではありません。

ただ、自分は力が入っていない方が、上手くいくことが多い気がします。


ということで、上腕の緊張に気が付いたということは、少しは進歩でしょう。

前腕のガチガチがなくなって、ゆくゆくは上腕のガチガチもなくなっていくのが理想です。


女性ピアニストには「前腕を見ていないで、音楽を聴いてくれ」と怒られそうですが。

(名指揮者ギュンター・ヴァントの有名な言葉、「解釈でなく、音楽を聴いてくれ」のパクリです)

 

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