速く?遅く?~バッティングセンターでピアノの練習法を考える

バッティングセンターは大好きです。

コインさえ入れれば、文句を言わずにいくらでも投げてくれるのですから、これほど楽しい場所はありません。

最近は学校が休みだったせいか、子供たちで溢れていたのですが、先日たまたま空いていたので50球ほど打ってきました。

気持ちいい~(←子供・・・)


バッセンに行くといつも、何キロのケージに入るか悩みます。

速い球を打てるようになるには、速い球をたくさん打つ必要があります。

しかし、遅い球なら満足に打てているか、というと、実際にはどうでしょう。

振ったところに球が来た、という感じです。

あ~悩む。


実はピアノでも同じ悩みを抱えています。

「幻想即興曲」を弾けている気になっても、では「トロイメライ」を思うように弾けているのか、というと・・・

まあ、コメント不能です。


野球のバッティングとピアノは、結構骨組みが似ていると思うのです。

 

バッティング:然るべき時に、然るべき場所へ、然るべき速さでバットを動かす

ピアノ:然るべき時に、然るべき鍵盤を、然るべき速さで下げる

これだけです。

単純です。

しかしもちろん、簡単ではない。

ピアノは楽譜があって予測ができる分、バッティングより楽かもしれません。

バットは1本、指は10本ですが。


ピアノを弾く際、速めのテンポにしたり、遅くしたり様々試してはいるのですが、コレという法則は見つかっていないです。

「速く練習せずに速く弾けるようになるわけがない」派と「ゆっくり確実に弾けることこそ大切」派が、いつも覇権を競い、季節ごとに入れ替わっている感じです。


上手い人は速くても遅くても対応できる、ということなんですよね、結局。

ちなみにここ一か月くらい、「ゆっくり確実」派が優勢です。

お互いが足を引っ張りあわないと良いのですが・・・