ピアノの左手問題は自分全体の問題
夏くらいに気が付いた、静かな曲で左手がグワングワンなってしまう問題。
よく聞くと静かでない曲でも左手がうるさいです。
音質もよくない。
しかし、これは左腕だけの問題ではない、ということに気付きました。
気付いてしまえば、当たり前のことなのですが。
人から「膝が痛い」と言われると、膝の問題ではない、とすぐに切り替えられるのに、自分の問題になると「左手が言うこときかない!」となっていました。
反省。
アレクサンダー・テクニークのレッスンで、例えば管楽器などの「高音に問題がある」という課題に取り組む場合、高音域が良くなったように見えても、実は全体的に良くなった、と感じたケースがたまにあります。
仮に<低音域:-2、中音域:+2、高音域:+3>とした場合、<低:0、中:+2、高:+3>となるのではなく、<低:0、中:+4、高:+5>になる、といった塩梅です。
問題ない、と思っているところが変わっても、気付きにくいものです。
思うに、低音域だけを改善させるのは、楽器のレッスンでしょう。
アレクサンダー・テクニークの教師でも、楽器のエキスパートだとそういう事例も多数あったように思います。
自分はエキスパートではないので、左手だけを良くするのは難しいでしょう。
そもそも、右手に問題はない、ということではないし。
全体を引き上げるほうが楽そう、というのが面白いところです。