ドン・ウィード“変わりたくない人もいる”
アレクサンダー・テクニーク教師のドン・ウィードさんが"What You Think Is What You Get"の中で、こういっています。
Sometimes people don't want to change.
Donald L. Weed "What you think is what you get" Chapter 1
ドンさんのレッスンがとてもためになったという女性が、ボーイフレンドを連れてきてレッスンを受けさせた、というお話。
その男性が後日ドンさんに出会い、いつものように感謝されるのかと思ったら、「前の自分の方がよかった」と怒られた、と意外な展開となりました。
一見、どんどん変化が起こったようで、うらやましいです。
少なくとも自分の知覚できる範囲においては、もっと早く変化が起こらないかな、と思っているので。
1回のレッスンで、怒られるほど変えられるものですか・・・
ひょっとしてドンさん、自慢ですか?
それはともかく・・・
単なる笑い話としても面白いですが、深い内容も含んでいるように思いました。
それは、自分のことでも自分ではコントロールできないことがある、ということです。
変化が始まってしまうと、止められないのです。
件のボーイフレンドさんは、きっと変化する必要があったのでしょう。
ドンさんはその手助けをしたまでです。
自分ももっと若ければ変化のスピードがもっと速かったかもなあ、と思わないではないです。
しかし、こればかりは自分のペースで進んでいくしかありません。
もしかしたら、考えのどこかで「変わりたくない」という部分があるのかもしれません。
そうだとしても、気付くべき時に気付くでしょう。
今はゆっくりとした変化を楽しみます。