イゴール・レヴィットのベートーヴェン・ソナタ第31&32番(NHK-BS)
以前、ツイッターで自宅でのライヴを拝見し、いたく感銘を受けたピアニストのイゴール・レヴィットさん。
少し追いかけてはいたのですが、米国でプロ・スポーツが再開してしまい、すっかり忘れてしまっていました。
まあ、その程度です。
ところが先日、番組表に名前を見つけて、早速視聴しました。
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-12-07&ch=10&eid=22370&f=242
何と今年2020年、ザルツブルク音楽祭でベートーヴェンの生誕250年を記念して、ピアノ・ソナタ全曲演奏シリーズを行っていたようです。
放映されたのは、大詰め最後の2曲。
素晴らしい演奏だったと思います。
テンポ設定はかなり速いと思いますが、重厚感は失われず、かといって大きすぎる音もなく、巨大な音の流れを作っていた、と感じました。
頭が鍵盤の上にかぶるスタイルで、指にはかなり力が入っているようにも見えます。
しかし、背中の方向性がとても力強く、それが骨太のサウンドの源になっているのだろう、と推測します。
欲を言えば第30番も聴きたかった、と思って動画を検索したら、全8回のシリーズのうち、第7回までは動画になっていて、惜しくも第30~32番の第8回は含まれていませんでした。
www.youtube.comhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLNjr0acpzsnzTMYUDV0teSzEy05h-q1QX
時間を作って、他の曲も視聴したいです。
ちなみに来夏、2021年ザルツブルク音楽祭のリサイタルのラインナップがすごいです。
レヴィット、キャプソン&アルゲリッチ、ソコロフ、ヴォロドス、キーシン、ポリーニ、トリフォノフ、内田、ムター&オーキス・・・
世界で夏に音楽祭を開くのはザルツブルクだけ?と錯覚するような豪華さです。
他にオペラもオーケストラもあるし、一か月滞在したいですね~