コミック『違国日記』に創作のヒントが書かれていた
『違国日記』は、小説家の叔母、槇生(まきお)と暮らす、両親を事故で亡くした女子高校生、朝(あさ)の物語です。
第6巻の最初のエピソードで、高校の軽音楽部に所属する朝が詩作にチャレンジしています。
試しに創った詩を、言葉を扱う専門職でもある槇生に見せるが・・・というエピソード。
その中に、創作の核心のようなセリフがありました。
きっと褒めてもらえると思った朝は、槇生の微妙な反応に困惑します。
そして、槇生のアドバイスは
そうだな・・・死ぬ気で・・・殺す気で書く
死ぬ気で、打ち、鍛え、研いで、命をかけて殺す、そういう作業
とビギナーにはなかなか難しくも、本質に迫るものでした。
(ちょうどこのエピソードの前半が「お試し読み」していただけます)
やはりプロのアドバイスは厳しいです。
さすがに女子高校生には、何のことかよくわからなかったでしょう。
槇生さんは、仕方なく「語彙が足りない」と追加したりしています。
私もこのブログでは、ぴったりした言葉が見つからないなあ、と思いつつ、「打ち鍛える」ことなく、終わらせています。
朝さんと同じです。
しかし、タフな作業ということはわかります。
上手くいったかは別にして、音楽を創る時にやったことがあります。
きつくて辛くて、めげそうになりました。
あと、槇生さんが「メッセージ」という映画を観ることもすすめていました。
そう言われたら、観るしかありません。
『E.T.』や『コンタクト』にも通じる、地球外生命体との話です。
面白い映画でした。
私にはどちらかというと「言語習得という概念」(槇生)というより、とてもスピリチュアルな事柄を扱った話に思えました。
音楽も良かったと思います。
「打ち鍛える」か・・・
来年の目標にしよう!(今日からやろうよ・・・)