歩くこととロールアップ&ダウン
歩くこととはとどのつまり、片方でロールアップ(伸展)をして、もう片方でロールダウン(屈曲)することなのである。
ドヤ顔で言うことでもないですか・・・
左右で同時に屈伸を交互にやっている、とも、横のラインを上下させている、ともとれます。
正確に何をやっているかはわからないので、とても神秘的です。
二足歩行のロボットを一歩動かすためのプログラムでは、コードが一万行以上必要だ、という話を聞いたことがあります。
ピアノの音を一つ出すのに、果たして何行くらいコードが必要でしょうか。
恐らく一万行は必要ないのではないかな・・・
年を取って、ロールダウンの方が強くなっていくと、全体的に前に曲がってしまう感じになってしまうのでしょう。
日本ではあまり見かけませんが、米国のアフリカ系のお年寄りで、伸ばす方が強く、あまりヒザを曲げずに歩いている人の映像を見たことがあります。
アフリカ系の人は、太ももを上げる筋肉(大腰筋&腸骨筋)がモンゴル系の人よりも遺伝的に大きいようです。
何もしないと、どんどん屈んで(ロールダウンして)しまうのではないでしょうか。
その力に対応するために伸ばす筋肉を過剰に使った結果、身体が伸びた状態で固定され、ヒザを曲げるのが困難になってしまう、という流れが考えられます。
どちらも辛いでね。
では、どうすれば良いのか。
わかりません。
わからないけれど、自分が歩くのを観察するのは大事だとは思います。
そして、歩くというのはとても微妙でたくさんの過程が必要な動作だ、と常に自分に言い聞かせること、くらいしかできないかもしれません。