モシュコフスキ:練習曲 Op72-13
モシュコフスキの再チャレンジを始めてから、少しずつ弾いて、遂に本陣ともいえる第13番に攻め入ることにしました。
まず、フラットが7つ付いているところがズッコケるポイントです。
ドはまだしも、ファを半音下げて弾くのはさすがに慣れていません。
シャープ5つと結局は同じ調になるのですが、バッハの平均律第3番のシャープ7つと同じく、譲れないところだったのでしょうか。
そして曲調は、主に6度(ド+ラ)で作られた、ショパンの練習曲作品25の第8番と似ています。
Op.25-8はとても苦手です。
どうしてこんなに速く弾けるのか。
3分の1の速さでも無理です。
モシュコフスキのほうも指が絡まりそうです。
滑らかに弾かなければならないのに、同じ指を2音連続という箇所がけっこうあります。(2+5)→(1+5)のように。
上手い人は関係なく弾いてしまうのでしょうが、コソコソと違う指使いも探求してみましょう。
珍しくこの13番には中間部があって、左手のための練習曲のようになっています。
左手だけで弾く練習曲は、サン=サーンスやスクリャービンが有名でしょうか。
これを弾けるようになれば、ショパンのほうも少しは上達するか、上達のヒントくらいは見つけられるかもしれない、と期待しています。