映画『マイ・インターン』
インターネットでアパレル業を営むジュールズ(アン・ハサウェイ)と、助成金でシニア・インターンとして雇われた70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)のお話。
年を取って変わったことの一つに、主人公が年配な人の映画を見るようになったこと、があります。
若い頃に見ても、たぶん引っかからなかったと思います。
もちろん、アレクサンダー・テクニークの探求のために観ています。
ええ、アン・ハサウェイが好きだから観たのではありません。
一応、断っておこうと思って。
それはそうと、アン・ハサウェイさんはいい感じに年を取っていると思いました。
デ・ニーロさんと比べられてプレッシャーでしょうが、演技もわりと良いです。(上から)
徹底した役作りで知られるロバート・デ・ニーロさんが、70才の普通の退職したサラリーマンをどう演じるのか、楽しみでした。
やはりどう見ても、普通の知恵のあるおじいさんでした。
とはいえ、当たり前ですが、完全にコントロールしている感じでした。
役柄上、大抵はニコニコしているのですが、何度か一瞬キラリとマフィアの目になっていました。
実は堅気ではないんだよ、とアピールしているかのようでした。
あれは意図的にやっているのでしょう。
きっと、自分自身の楽しみのために。
デ・ニーロさんの演技は作りこみすぎて好きではない、という人もいて、それもわかる気がします。
しかし、70歳をとうに過ぎて、まだ年に数本の映画に出演し続ける、というのは物凄いエネルギーだと思います。
演技は真似できませんが、その部分は見習っていきたいですね。