書籍紹介 アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野 ひとみ

アレクサンダー・テクニーク やりたいことを実現できる〈自分〉になる10のレッスン / 小野ひとみ

https://www.amazon.co.jp/dp/4393935020/

 

一番最初に買ったアレクサンダー・テクニーク関連の書籍です。

しかも、今まで3回買っています。


アレクサンダー・テクニークの説明をするのが難しくて、「これ読んでみて」と、今まで二人の方に差し上げ ました。

差し上げたというか、押し付けたというか。

というわけで、今手元にあるのは3冊目です。

次は誰にあげようか・・・


今ではマンガも含めて多数の入門向け書籍が出版されていますが、いまだに私が最初にオススメしたい本 です。


小野ひとみさんは声楽家で、留学先でアレクサンダー・テクニークに出会い、教師になった方です。

巻末に劇作家で演出家の鴻上尚史さんとの対談も収録されているので、演劇方面の方にとっつきやすいのも売りでしょう。


構成は、入門レッスンから10回分をひとみ先生と生徒の会話で再現する、というスタイル。

テクニーク特有のわかりにくい概念や言葉も、身近な例えでレッスンごとに解説して、とてもわかりやすいです。

話し言葉なので、スラスラ読めるのも良いです。


久々に読んでみて、印象に残った部分を二つ。


その1

 

「何年もかけてたくさんレッスンを重ねてきた人が、「先生、私はこの間、やっと<ヘッド・リード>がわかりました」と言ったりすることも稀ではありません。

私は最初のレッスンのときからそれを伝え続けているわけですが・・・」

(Lesson 5 アレクサンダーの二つの大原則より)


ホントこれ!

「そう言えば、前に言われたアレはコレだったんだ!」はよくあります。

わかっていたつもりがわかっていなかった、ということも多いですね。

 

その2

 

「F.M.アレクサンダーは、自身で「発見」したテクニークについて、生涯に四冊の本を著しています。

私が教師養成トレーニングを受けたイギリスの学校では、トレーニング中にこの四冊の本を読み、クラスでディスカッションをするのが日課になっていましたが、その文章は難解で、イギリス人のクラスメートでさえかなりの苦戦をしいられるものでした。」

(エンドに寄せてより)


安心しました~

とても勇気づけられます!