2人のアレクサンダー教師の母親の話
BODY CHANCE校長のジェレミー・チャンス先生のブログの記事が興味深かったので、ご紹介します。
私の母のお話 | Jeremy Chance
https://jeremychance.jp/190322-the-story-of-my-mum/
ジェレミー先生のお母さんが、3人の実子を含む5人のアレクサンダー・テクニークの教師から3週間の指導を受けて、足に金属製の装具を付けることを回避したお話です。
凄いですね。
ポイントは
「母はやる気満々でした。」
でしょう。
この話を聞いて、もう一人のアレクサンダー・テクニークの教師のお母さんのお話を思い出しました。
「音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク入門」で知られるペドロ・デ・アルカンタラ先生のお母さん話です。
Alexander Technique A Skill For Life / Pedro de Alcantara
https://www.amazon.co.jp/dp/1861262868
2作目の"A Skill For Life"の第5章"EMOTIONS"に登場するペドロ先生のお母さんは、かなりのヘビースモーカー。
周りの人たちを含めて、ありとあらゆる方法で喫煙を止めてもらおうとしましたが、さしもの名教師といえども、お母さんを変えることはできませんでした。
友人たちの「Do Something! 何とかして」という声もある中、ペドロ先生はヘビースモーカーのままのお母さんをそのまま全て受けいれることにします。
結局肺の病気で亡くなるお母さんのセリフ
"You're not like the others"
(Google訳「あなたは他の人のようではありません」)
が印象的です。
日本語訳も出ています。
実践アレクサンダー・テクニーク――自分を生かす技術
ペドロ・デ・アルカンタラ著、風間芳之訳
https://www.amazon.co.jp/dp/4393713796/
こちらも名著です。
音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク入門
ペドロ・デ・アルカンタラ著、小野ひとみ他訳
https://www.amazon.co.jp/dp/4393934954/
ポイントは、本人が「変わりたい」と思うかどうか、でしょう。
対照的な2人のお母さんのお話でした。
実は、また風邪を引きました。
今度こそ、と最低限のダメージで治そうと必死です。
私も「変わりたい」と思ってはいるのですが・・・