空気の出入り(呼吸)を伴った動き
メジャーリーグ、ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平選手が、ケガの影響もあってか、今のところあまり調子が良くないようです。
7月26日の登板では、アウトを1つも取れずに降板しました。
特に投手として、大谷選手が不調になるといつも思い出す書籍があります。
勝者の呼吸法 / 森本貴善、大貫崇著(ワニブックスPLUS新書)
著者の森本貴善さんは日米のアスリートのパーソナル・トレーナーを務めています。
呼吸についてのさまざまな情報と、巻末には実際のトレーニングが紹介されています。
この本の中で、2015年にまだ日本でプレーをしていた大谷選手が投げるところを実際に見た際に、「一つ欠けている点」として
お腹を開放する動きと呼吸の連動
(第一章 スーパー・アスリートは呼吸の大切さを知っている より)
を挙げています。
私が映像を見てもよくわからないのですが、彼がひどく打ち込まれると、この「動きと呼吸の連動」という考えが、いつも浮かび上がってきます。
残念ながら、自分も連動していないです。
何かをやる時に、息を止めてやっていることが多いです。
きっとセットになってしまっているのでしょう。
幸い、呼吸を「空気の出入り」と考えるようになって、ピアノの演奏する際は少し観察するようになりました。
これがまず第一歩でしょう。
試しに、この本で紹介されているエクササイズをやってみようかな、と思います。
購入した時にやったとは思うのですが、今やればまた違うでしょう。
この本だったか忘れてしまいましたが、「呼吸が伴った動きは美しい」という文章もあったと思います。
確かに名歌手や管楽器の名演奏家は、動きが美しいように思います。