将棋とバスケットボールは似ている
「音楽と将棋は似ている」に続き、異なる分野のものから強引に共通点を探る「似ている」シリーズ第2弾。
別にシリーズにするつもりはなかったのですが、8月1日に行われた叡王戦という将棋のタイトル戦の第6局に勝利した豊島将之名人がインタビューで
最近、NBA(北米のバスケットボールのプロリーグ)が再開したので、昨日も見て気分転換していました。
と語っていたので、うれしくなって考えてみました。
もともと、豊島名人はバスケットボール観戦が趣味で、ゴールデンステート・ウォリアーズのファンであることも公言しています。
先にあと2敗したら、賞金2,000万円(推定)がパアになるというのに、さすが落ち着いています。
賞金はともかく・・・
将棋とバスケットボールの共通点といえば、
・交互に指す(攻撃する)
これが一番でしょうか。
一手ずつ指すリズムが似てるかもしれません。
将棋を指しているといつも「ここで二手指せればなあ」と思っています。
バスケットボールは点差がついてしまうとややつまらないですが、将棋は1手のミスで逆転があるのでもっと気を遣うかもしれません。
・状況が変わりやすい
シュート1本が入るか外れるか、誰がファウルをしたか、などで刻一刻と状況が変わります。
将棋も数手前には悪手だった手が、絶好手になる可能性があります。
・時間戦略が必要
将棋は持ち時間があって、使い切ると1手1分とか30秒以内に指す必要があります。
バスケットボールもNBAでは24秒以内に、ボールを最低限相手のゴールリンクに当てなければなりません。
減っていく時間の中で、決断していくというストレスは共通しているでしょう。
違うところももちろんたくさんあります。
スタート時点で戦力が同じか、違うか、が大きいでしょうか。
とはいえ、棋士(監督)によって戦法の得意・不得意があります。
対局によっては本格的に戦いが始まるに優劣がついている場合もあるので、バスケットではつきものの、戦力差をどう補っていくか、というのを考える楽しみはあるでしょう。
応援しているという、ゴールデンステート・ウォリアーズがすでに敗退しているのは残念ですが、その分将棋で良い結果が出ますように。