映画「羊と鋼の森」
ピアノの調律師が主人公、ということで、「羊と鋼の森」という映画を観てみました。
原作は同名の小説だということです。
学生時代に伝説の調律師が学校のピアノを調律するのに立ち会った主人公が、調律師になり、いろいろな人との出会いで成長していく、という物語です。
調律師を主人公とした物語と言うと、「ピアノのムシ」というコミックに親しんでいます。
「ピアノのムシ」は「羊と鋼の森」とは逆で、主人公は腕は一流だが昼間からほろ酔い、というタイプです。
映画だとコミックとは違い、実際に音が変わっていくのを楽しめるかと思いましたが、なかなかそこまではいかなかったです。
ただ、伝説のピアニストも登場して、ピアノの音は全体的には悪くなかったと思います。
劇場で観れば、また違った感想になったかもしれません。
勉強になったことは、調律をする時に音叉を使ってA=440hzで合わせる、ということです。
以前、ピッチを半音近く高く調律されたピアノを聞いたことがあります。
少なくとも音叉が基準とは思えませんでした。
その時、弦楽器や声楽の伴奏には厳しいのではないか、と感じたのを覚えています。
調律師は最大限、プレイヤーの希望を叶えようとするそうです。
だとすると、持ち主の希望だったかもしれません。
いずれ原作も読んでみたいです。