即席コンサート、セミさんと

今日、スケルツォの4番をトツトツと弾いていたら、網戸にセミが一匹止まっていました。

いつも聴いている人を想定して弾こうとは心がけていますが、セミとはいえ実際に聴いている人がいてくれると、また違います。


そのまま続けてもよかったのですが、せっかくなので、セミさんのためにコンサートをすることにしました。

どんな曲が好きですかねえ。

と言っても、満足に弾ける曲はそんなにないのです。


まずはショパンのワルツから始めました。

そして、鳴き始めたら拍手、ということにして、いろいろ弾いてみました。

でも反応はないです。(当たり前)

こちらも思いのほか、すぐに疲れてしまって休憩となりました。


そして、やはりコンサートは疲れるのだ、と思い知りました。

セミさんは聴いていない、とわかっています。

それでもたぶん、弾いた内容は違っていると思います。

考えの中に、セミさんが含まれている、という感じでしょうか。

面白かったです。セミさん、ありがとう。

明日もよろしく。


そういえば、公園で運動している時も、周りに人がいるのといないのでは、動きが変わります。

100%こちらのことは気にしていない、とわかっています。

しかし、何かが変わります。


練習では投げられず、大観衆に囲まれて初めて160kmの球が投げられる投手の話を聞いたことがあります。

もしかしたら、本当かもしれません。


次にまた来てくれたら、何を弾こうかな~