ショパンの最後期の作品

ソナタの第3番を頂点として、ショパンの人生の最後に作られた一連の作品には、独特のオーラというか、妖気を感じます。

 

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このスティーヴン・ハフのアルバムのように、一枚のアルバムにまとめていたり、コンサートではよく「後期作品リサイタル」のようなプログラムが組まれています。


自分はショパンが亡くなった年はとっくに過ぎているというのに、いまだに容易に足を踏み入れられない領域です。


今日も舟歌を少し弾いてみましたが、若い頃の作品に比べて、脳がとてつもなく疲れる感じがします。

ショパンは若くして亡くなりましたが、芸術的にはその何倍もの成熟を経験したように思います。


先日「ショパン書簡集 Chopin's Letters」を購入しました。

まだ子供の頃のものですが、少しずつ読んでいます。

しかし、登場人物がわからな過ぎて、あまり進みません。

まずは伝記を読む必要があるかもしれません。

  

Chopin's Letters (Dover Books on Music) (English Edition)
 

 

伝記を読むのも好きですが、作品を聴いたり、奏でたりして、どういう人物だったのか勝手に想像するのも楽しいです。

ショパンはバッハ、モーツァルトベッリーニが好きだったと聞いています。

しかし、ソナタの第2番を聴けば、そうとうベートーヴェンからも影響を受けていることがわかります。好きではなかったかもしれませんが。

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しかし、ベートーヴェンの影響を受けないでいられる作曲家はいないかもしれません。

特に協奏曲やソナタなど、古典的な形式で作曲する際は。

 

初期の作品群が簡単、というわけでは全くないのですが、後期作品はあこがれです。

 

ティーヴン・ハフさんの音色も魅力的で、とても気に入っています。

 

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この音を生で聴いてみたいですね~